自分のペースで少しずつ。

暮らしから「ゴミを減らそう」とした時に、私はまず日々のゴミ、つまり"燃えるゴミ"に目を向けた。それは主に「生ゴミ」でコンポストを設置し、出てしまった野菜クズをせっせとみじん切りにし、堆肥に変えていた。


しかしながら「堆肥を使いきれない」問題が勃発。正直に言うと、野菜クズのみじん切り作業も面倒だった。ならば、と。皮もそのまま食べれたり、ベジブロスとして再利用しようと全ての野菜をオーガニックに変えた。すると、今度は同じ野菜ばかり食べなければならなくなり、食生活に不満が出た。


これは過去の私の正直なコンポストライフであり、そして今の暮らしに生かされた失敗である。何が失敗かって答えは簡単。完璧に、そして今すぐゴミをゼロにしようとしていた事だ。

(※私個人の失敗であり、これが全人類共通の失敗だという意味ではありません)


ゴミだけに限らず、食でも洗剤でも同じことが起きていたように思う。環境問題は人間問題。そう知ってしまった時に、今すぐ全てを変えなければならない、私はそう考えた。


その反面、度々起きる自分の理想の暮らし方と現実とのギャップに随分と苦しんでいた。


そしてふと思った。


「これって私には優しくないよね?」


それから「ゼロより減らす暮らし」が始まった。ルールは、毎日少しずつ。昨日より今日。他人の暮らしと比較しない。生きている間にゼロになるものがあれば上出来。


固く絡まった紐がスルスルと解けていったような気がした。人の数だけ、家の数だけ、できる事・できない事、得意なこと・苦手なことがある。みんながそれぞれできる事を一生懸命やる。そうしたら世界は勝手に調和に向かうのではないか?私はもっと同じ仲間である人間を信頼して、助けてもらっても良いのではないか?だけど私ができる事は、ていねいにやり続ける。それで良いのではなかろうか。


そうしてコツコツと自分のできる事を続けたことで、最近また「コンポストを再開しよう」と思うまでになった。まずは生ゴミを半分減らすことを目指して。


改めてそんな事を考えながら、我が家のワンニャンのフードボール洗いに使っていたセルローススポンジを細かくカットし庭に埋めた。素直に気分が良かった。

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